便利な世の中になりました
一ヶ月ほど前の話になりますが (^^;)
登記情報提供システムの地番検索対象エリアの拡充です
登記情報提供システムとは
「電気通信回線による登記情報の提供に関する法律」に基づき,登記所(法務局)が保有する登記情報をインターネットを通じてパソコン等の画面上で確認することができる優良サービスのことで,一般財団法人民事法務協会が,同法第3条の指定法人として実施しています
このシステムを導入するメリットとしては
・法務局に行く手間が省ける(自宅のPC画面で,土地や建物の所有者や抵当権など担保の有無が直ぐに確認できます)
・法務局で証明書等の交付を受けるより安価(50~100円程度安い)に登記情報の確認ができる
デメリットとしては
・金融機関等に提出する場合には,「証明書」として取り扱ってもらえないので,別途,法務局から証明書として交付を受ける必要がある
当社も事務所のPCに導入して活用させていただいています
デメリットもありますが,大変便利なサービスだと思います (*’ω’*)
地番検索とは
法務局で取り扱う土地登記情報に付されている土地の番号を「地番」といいます
この「地番」ですが,皆さんご存知の「住所」と一致していないエリアがたくさんあります
この理由については説明が長くなるので,今回は割愛させていただきますが,そのような場所の登記情報を確認したい場合,住所だけしか知らないと対応する「地番」を確認する作業が,一手間必要になるわけです
登記情報提供システムという最先端なデジタルサービスも,肝心要の「地番」が確認できていない場合には,法務局の認証窓口に電話又はFAXで「地番」を確認するというアナログ作業が必要だったわけです
これを,登記情報提供システムの画面上で「住所から地番」を検索してくれるシステムが開発され,昨年くらい(記憶がアバウトですみません)から東京の一部のエリアで試験運用していたのですが,今回,全国433区に大幅にエリア拡大して本格運用が始まったようです
ちなみに,青森県の運用エリアは,青森市,弘前市,八戸市の3大エリアのみですので,我がむつ市は適用外です、、、 (T_T)
もうしばらく,アナログによる地番確認作業を続けることになりますね