トモ子さんの不動産教室 第5話 非線引き区域ってなに?
非線引き区域(ひせんびきくいき)ってなに?
無垢のき不動産
「どうも!!,鮭フライだいすきな,無垢のき不動産,米田です!!
前回の都市計画区域の補足説明をさせていただきます。
今回は,区域区分(くいきくぶん)と非線引き区域(ひせんびきくいき)です。
都市計画区域内は,「建築・開発行為を促し,都市化をうながす市街化区域」と「原則的に建築・開発行為を制限する市街化調整区域」に区分することができます。
これを,区域区分といいます。
区域区分は,建物をジャンジャンバリバリ建て,都市(街)として発展させるように目指すエリア(市街化区域)と,生活環境に潤いと憩い(いこい)を与えさせようと自然環境をキープするエリア(市街化調整区域)をメリハリをつけて区分けする必要があるという考えから活用されます。
主に大都市,中都市で活用されます。
また,政令指定都市では,必ず区域区分をしなければなりません。
逆に都市計画区域内で区域区分されていないエリアは,非線引き区域(ひせんびきくいき)と呼んでいます。
むつ市について言えば,都市計画区域内を市街化区域と市街化調整区域に区分けはしていませんので非線引き区域ということになります。
むつ市は都市部とちがい,ちょっと郊外に出ると広大な自然だらけです。そこを,細かく市街化区域と市街化調整区域に色分けすることは困難であり,メリットも薄いため,ということでしょうか。
用途地域を定めていない部分については,無指定地域となります。
無指定地域は,建ぺい率,容積率を一律に70%と200%に制限されますが,建物の種類について制限を受けません。
ってことで,非線引き区域は市街化区域よりも建物の建築制限が断然少ないので,土地の購入を考えていらっしゃる方は,候補地のひとつとして検討してみてください。
トモ子さん
「ク~,このシャケフライ,美味しだわ~・・・・・って」
トモ子さん
「あら,終わり・・・・・今回はゴチソウサマでした」